本気でギター探し 二日目

 その日の夜はRivendellのライブを見にいったりしつつ、
 候補に選んだ2本で激しく迷っていたわけですが。


 2本の価格帯はほぼ同じ…というか、SJは値下げしてもらっての同価格帯なので、お得感でいったらSJなのだが、ドレッドノートのほうは、フィンガーピッキングで弾いたときにより甘い感じがした…というのが迷っている原因。一応フィンガーピッキング重視っていうのは気持ち的にまだ残っているのだ。

 SJは、材がメイプル。確かにマイナーな材ではあるがそれだけでは一日目のレポートで(!)を付けるほどじゃない。何が(!)かというと、このギター、トップこそ普通にスブルースだが、ボディとネックが杢目のきれいなカーリーメイプルで出来ているのだ。特にバック派手。なんとなくフルアコっぽく見えるぞ。肝心の音は比較的固めのシャキシャキした感じだが、ドレッドノートの方とそれほど大きな音質差があるわけではない。そしてお店の人全員が口を揃えて言うのは、「ライブで使うならどう考えてもSJ」ということだ。ピックアップを付けてよし、マイクのりもよし…って感じ。ただ、これが完全アンプラグドという条件になればなんとなくドレッドにも分があるなあ、という印象もあり、完全アンプラグドな現場もけっこうある自分にはそのあたりが大きな迷い。でも、アコギって時間が経つにつれて音は甘くなっていくしなあ。ちなみにドレッドが1997年、SJは2001年のもの。もしかしたらあと数年もすれば今のドレッドぐらいの音になるかもしれないし。

 ちなみに今回どれほど本気でギターを探しに来ているかというと、ちゃんと日程を一泊二日にして、御茶ノ水にホテル(もはや前線基地)を取っているぐらいなのだ。ホテルはネットが使えるので、HTFの星さんにメールでかくかくしかじかと報告。ついでに、「今この2本で迷っていて…」ということまで相談したのだが、星さんから来た返事は…

> 何となく吉田君にはSJが合うような気がする!
> カッタウェイつきだし。

(すいません、勝手に掲載しちゃいました)

 非常に簡潔なお答え。なんとなくかー。でも背中を押される。実際、お店の人も常連の人も軒並みこっちを薦めているのだ。私自身もこっちの方がいいんだろうなあとは思っていても、そのあまりの薦めっぷりにちょっとひいてしまう位に。

 まあそんなことを悩みつつ、2日目スタート。開店の11時まで待てず、10時半前にはホテルを出る(店までは徒歩10分弱)。ホテルの近所に湯島聖堂があったので、いいギターを選べるよう願掛けでもしていくか。ここは確か学問の神様だったはずだが、細かいことは気にしない。

 っていうか開いてないし。

 結局フライングで開店前に店に着いてしまったものの、普通に入れてくれた。さすがにクーラーがまだ効いていなかったがドンマイドンマイ。

 ということで、昨日候補に上げていた2本を再び試奏。あらためて弾いてみると、確かにドレッドの方がふっくらした感じはあったものの、昨日よりも両者の音質差が少し小さくなっているような印象。ちなみに昨日SJの弦を張り替えてもらって、両者をほぼ同条件にしてもらったのだ。単純に、SJの方が「若い」だけで、最終的に弾き込まれて時間が経てばすっごい鳴るんじゃないか、って気がする。このSJ、2001年に製造された後はどこかの代理店で展示品として飾られていたものだったそうで、つまりはほとんど新同品というわけで、やはりここは将来性を買いたい感じ。

 また、もうひとつの決め手としては、コリングスというメーカーのタマ数自体は元々多くはないものの、その中ではドレッドノートタイプは主力商品。つまり、これを逃してもまた手に入る可能性はそれなりに高いだろうと思われる。一方、SJの方は元々のタマ数がかなり少ない上、カッタウェイはカスタムオーダーしないとやってくれない加工だったりして、平たく言うと珍しいギターなのです。ちなみに後からネットで検索したところ、コリングスのOMとかDを持ってるという話はよく見るんだけど、SJを持っているという話を見かけない。

 その珍しいギターを試奏する筆者(撮影:店主のOさん)。
 実はかなりにやけている。

 結局、ここまでの悩みはなんだったんだ…というぐらいにあっさりと、SJタイプ・カッタウェイモデルに決定。でもドレッドも本当によかったです。次はこれが欲しいってぐらい。試しに、店にあった現行品のD-28とも弾き比べたのだが、D-28の方はもう全然鳴らないような印象(決して悪くはないのだが)。同じような材料で、同じような値段で、なんでこんなに違うのですか。素晴らしい。

 気が変わらないうちに購入の手続きを済ませた後は、せっかく東京まできたことだし、いい機会なので購入関係なしのギター試奏をガシガシやらせてもらう。至福のひと時。Sumiさんのギターも何本か弾かせてもらったけど、よいねー。あと、コリングスのハカランダを使ったモデル(¥1M越え)も弾いたけど、やっぱし格が違う。ハカランダ信仰ってのも分かります。あと、60年代製のオールド000-28がけっこう気持ちよかった。ずっと弾いてたい感じ。おかしいな、最初はこういうギターを探していたはずだが。まあ次だ次。ってか、実際今回の予算では買えない金額だったし。やはり本気で高級アコギ買うなら、¥500k?¥600kぐらいは必要なのか。

 というわけで、Hobo’s店主のOさん、店員さんお2方、日曜にたまたま居合わせたお客さん、あと星さんにはお世話になりました。いや?、ギターって本当にいいもんですね(晴郎風にシメ)


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投稿者:

よしだ

よしだ

Webプロデューサー、レッスン&セミナー講師、マーケティングコンサルタント。ときどきカメラマンとしても活動。

「本気でギター探し 二日目」への4件のフィードバック

  1. ギターのこと良く解らないけど、気合いの入り方っていうか、熱気がビシビシ伝わってきますね。悩みながらもシアワセなひとときでしたね。9月のライブでそのすばらしい「生音」聴かせてください。

  2. いや?ギター買うときは盛り上がるよね。
    自分が買うわけでもないんだけど、今回は僕も楽しませてもらいましたよ。

  3. きっと君はそのうちもう一本買うでしょう・・・
    つうか本気でアコギ買うつもりになると金はいくらあっても足りないぞ。酔っぱらい親父の作ったこっちの君もよく知ってる某E藤さんのギターなんて2000kだしな・・・

  4. @odo6さん:

    いや?、相当悩みましたけど、
    こういうこと悩んでるときが一番楽しいですね(笑)。
    9月のライブ、狭い場所ですがよかったらぜひいらしてください。

    ホシさん:

    ホシさんにお店を薦めてもらってなかったら今頃違うギターを
    買っていたんだろうなあ…などと思うと、感慨深いです。
    来週あたり遊びに行きたいと思います。以下メールにて。

    あっちゃん:

    うん、間違いなく買うよ(断言)。
    ってかE藤さんのギターってそんなに高かったんだ…。
    山形にいた時ってアコギにぜんぜん興味なかったからなあ。

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