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20歳の頃、音楽教室に通っていた時のことを40歳を前にして本気で振り返る。

今から20年ぐらい前、地元の音楽教室に通い詰めていましたが、縁があって当時の師と連絡を取りました。

本人にだけ伝えるのはなんだかもったいない話だし、当時の関係者も今は沢山Facebookで繋がっているので、何か自分の中での清算的な意味も込めて、恥ずかしいけどあえてここで書きます。今回は本当に長いです。それと、めんどくさいので以下丁寧語じゃなくなります。

20歳の頃、こんなことを考えていた

今から20年ぐらい前、まだ地元の山形で大学生をやっていたころ、本当に狂ったように音楽ばかりやってた。いちおう当時のメインはベース弾きだった。僕はその頃、大学の近くにある楽器屋の音楽教室に入っていた。レッスンは週に4コマ受けていたが(それだけでも今思えば驚異だが)、そのレッスンがない日もムダに入り浸り、営業時間が終われば夜な夜な近くのファミレスで講師の人たちと飯を食い(さらに、毎週なぜかみんなでボーリングに通っていた)、家に帰っては打ち込みか楽器の練習、バイトはベースの師匠の実家の酒屋で配達のバイト(もちろん時間が空けばベースを勝手に引っ張り出して練習していた。店の裏にフォデラやサドウスキーが転がっているという恐ろしい環境だった)…という、今思い出してもうらやましくなるほどどっぷり音楽漬けの4年間だった。

その中で、主に音楽理論を学んだ師がいた。当時の自分はプレイヤー志望ではあったが正直楽器の演奏は自分ではあまり得意とは思っていなかった。でもコンピュータや機材を扱うことと、何よりも理屈を覚えることには圧倒的な自信があった。周りで音楽をやってる奴ら(基本的にバンドマン)に勝つためにはここに1点集中するしかないと直感的に思った当時の自分は、一も二もなくその音楽理論講座に通い始めた。毎週講座にかじりつき、毎週出される宿題を全て打ち込みによるデモテープで持ち込んだ。毎回メロ、コードだけでなく、他のバッキングやリズムセクションまでイチから全て打ち込んだ「完パケ」状態で作っていた(それもPCではなく、シンセに付属の単体シーケンサで)。実に3年に及んだこの反復は間違いなく今の仕事の原点になっているのでそこは胸を張ってるし、何より楽しかった。大学の授業中にも楽器を使わず、頭の中で音を鳴らして譜面だけで作曲してた(これも相当なトレーニングになった)。

ただ残念な事に、当時のぼくは今で言うなら中二病をこじらせてやたらととんがっており、師も当時アメリカのバークリー帰り。この師に対しては特にツンツンと反抗していたことが多かった。地方のいち楽器屋の音楽教室なんて言う狭い世界で、あれやこれやと文句を言ってた。昔の自分に会ったら頭をひっぱたくどころか、10階の窓から投げっぱなしジャーマンで突き落とすレベルだ。

そして大学4年のある日、「あ、もうこれ以上勉強するより自分で曲を作ろう」と思って突然辞めた。比喩ではなく、本当にある日突然。今思えばかなり失礼なことをした。ただひとつだけ弁解をすれば、これ以上は実戦の方が力が付きそうだなと感じた事は確かで、タイミングとしても間違ってなかったなとは今でも思ってる。

そんな感じではあったが、その音楽教室は、20年経った今でも当時の事が夢に出てくるぐらいに自分にとっての根っこの部分を作りあげた場所だった。音楽的に今振り返ってもレベルの高い環境にいたと思う(あれから20年、外に出ていろいろ見たけどそこは断言したい)。

とにかくめんどくさい性格の大学時代だったが(いまもめんどくさいが)、それでも付き合ってくれた当時の先生方には今は感謝の言葉しかなく、でもあまりそういうことを直接伝えられないままけっこうな時間が過ぎてしまった。ちなみにその師も、本当は自分のことをとても気にかけてくれていた…ということを知ったのは、本当にず~っと後、札幌に引っ越して何年も経った頃のことだった。

そんな師とも去年ぐらいにFBで繋がることが出来、しれっと「いいね!」とか押したりしてなんとなーくゆるい繋がりを保っていたのだが、先日突然FBメッセージで連絡がきた。電話が欲しいと。

・・・メールを送ってわざわざ電話が欲しい、つまり直接話したいっていうことは、もしかしてだれかに何かあったんじゃないのか。いろいろなことが頭を駆け巡りながら、恐る恐る書いてある番号に電話した。電話に出る師。ずいぶん久しぶりだな、と通り一遍のあいさつ。いいから早く本題を聞かせてくれ。心の準備はできてる。

電話の向こうで師はのたまった。

「北海道でうまいもん食いたい、ついでにどこかライブが出来る場所はないか」と。
「函館でイカソーメン食べたいんだよね」と。

・・・相変わらずだな、この人。俺の心配返せ。あと、函館は遠いぞ。山形から盛岡に行くよりも遠いぞ。

ということで、ひょんなことから師と今月同じステージを踏むことになった。正直、自分の中ではとても感慨深いし、とてもありがたい。札幌に来てかれこれ11年経つけど、あの頃の自分がなかったら今こうして音楽を作っていなかったわけで、そのお礼だけは酒の席ででもきちんと伝えたいと思います。もう書いちゃったけど。

あ、師は酒飲めないの忘れてた。

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「音楽祭 LOVE & BLESSED」

【日時】2014/2/22(土)20:30~
【場所】ロイトン札幌1F バークレスト
【出演】UNIT NASU、 qua-qua
【料金】ミュージックチャージ350円+ワンドリンクオーダー
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投稿者:

よしだ

よしだ

Webプロデューサー、レッスン&セミナー講師、マーケティングコンサルタント。ときどきカメラマンとしても活動。

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