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FabfilterのPro-Qは、10年使える超優秀なEQです

Fabfilterというプラグインメーカーがあります。オランダにあるメーカーで日本に代理店はなく、販売もダウンロード販売のみという、日本人にはハードルの高いプラグインメーカーです。

しかし、ここのプラグインがめちゃくちゃ質がいい。すでに3年ぐらい愛用しているのですが、あらためて記事ににしたことはなかったので、今日はその中でも最も使用頻度の高い「Pro-Q」というEQプラグインについて書きます。

(2014.05.21 キャプチャ画像追加しました!)

ちなみに、Fabfilterと出会うまで

事の発端は2011年ぐらいのこと。

当時、WavesのRenaissance EQ‎をすでにもう10年ぐらい使っており、悪くはないけど完全に飽きていたこと、そしてバージョンアップの期限もとうに過ぎており、古いプラグインのためにバージョンアップ料金を払うのもイヤだったので、脱wavesを図ろうとしていたのが大きな理由です。

ということで、以下のような条件でEQプラグインを探していました。

  • そこそこ軽く、全てのトラックに差すことができる
  • できるだけ原音がくずれない(トランスペアレントな)もの
  • できれば、スペアナがリアルタイムに表示されてグラフィカルにEQを行える

そのとき、Sonnox OxfordEQとFabfilter Pro-Qのどちらかにしようと思ったのですが、デモ版を試して一発でPro-Qに決まりました。しばらく使ってみて「これは10年使える!(ルネッサンスEQも10年使ったし・笑)」と直感したのですが、3年たった現在でもその直感は変わっていません。すげー便利。

で、おすすめポイントなどをいろいろ書いてみたいと思います。

原音に忠実。狙ったところだけカットできる

ミックスをするときのEQの用途には、大きく分けて2種類あると思っています。

ひとつは余計な帯域をカットする用のEQです。これは原音と変わらないことが求められます。

もうひとつは、この記事では話をしませんがブースト用のEQ。主に、ブーストしてやることでハリや色気を追加するもの。たとえばPultec PEQ-1Aあたりがそのポジションですね。

で、Pro-Qは前者のポジションです。音の質感を損なわずに不要な帯域だけを取り除きたい、みたいなときにはPro-Q、優秀です。Qを狭くしてカットしてあげると、ほぼ原音と変わりません。的確にそこだけ小さくなる感じで小気味よいです。

ちなみに、ブースト側は単純にその帯域が大きくなるだけで、ハリとかは特にないですがそういう目的のEQではないからよいのです。ここでは元の音から変わらないことが大事。

スペアナのリアルタイム表示が便利

Pro-Qを買った当時はCubase使いだったので、LogicのChannelEQにスペアナが表示されるのをとてもうらやましく思っていました。これがついに自分でも使える日が来たのです!

pro-q_1

静止画だと微妙ですが、このスペアナがリアルタイムでウネウネと動きます。なかなか壮観です。

スペアナを見ながらEQをいじることができるのはPCならではです。もちろん最終的には自分の耳が頼りですが、スペアナが表示されるのはとても楽です。もちろんEQをかけたあとの状態も表示できるので、

ところで、スペアナ搭載と言えばLogic標準搭載のChannelEQなのですが、今年からLogicに戻ってきて、あらためてLogic標準のChannelEQを使ってみて感じたのですが、スペアナ表示させるとすごく重くなってしまいます(うちだけでしょうか…)。正直Pro-Qと比較したらEQの効きもいまいちだったので、すぐに使わなくなってしまいました。

設定変えるとリニアフェイズに。さらにM/Sでもかけられるのでマスタリング用途にもgood

正直、普段使っているパフォーマンス優先のモードでもクオリティが高く、リニアフェイズに設定を切り替えてもあまり大きな差を感じなかったのですが、マスタートラックにはリニアフェイズでかけています。

※リニアフェイズとは、詳しい説明はできませんが周波数をいじったときに生じる歪みをできるだけ抑えるモードだ、と言う感じでだいたい合ってるかと思います。要は高品質なEQだと思っていただければ。

そして、ぼく的にとてもおいしいのがM/S(Mid/Side)処理ができること。マスタリング時にMidとSideで設定を変えてあげることで、定位を大きく広げることができます。

pro-q_2

M/SでEQをかけた状態。小さくてみづらいですが、画面上で白い線で表示されているのがMid、水色の線がSideです。ちなみにここではサイドの低域下げ、高域上げで定位感をふわっと広げようということをやっています。

ということで、各トラックだけでなくマスタートラックでもまずPro-Qを通して調整するという文化がぼくの中で定着しました。

(おまけ)見た目がきれい。

音や性能とは直接関係ありませんが、プラグインの見た目がグラフィカルできれいです。作業のモチベーションにつながるので大事な要素だと思います!

スクリーンショット 2014-05-21 21.20.05

Logicの黒ベースの画面と合わせると若干馴染みすぎてしまうところもあるかもしれませんが(笑)。

まとめ

ひとまず文章でPro-Qのすばらしさについて書いてみましたが、やっぱり実際に音を聞いてみたいですよね。こんど動画にも挑戦しよう。あと、Fabfilterのプラグインは30日ぐらい無料で試用できるので、気になった方はぜひ試してみてください。耳からウロコが3枚ぐらい落ちます。

Fabfilterのサイトへ


【2014.09.07追記】

Pro-Qがバージョンアップして、「Pro-Q 2」となりました! さっそくポチったので実際に使ってみた印象を記事にしてみました。よろしければこちらもぜひご覧ください!
FabFilterのPro-Q 2をさっそく使ってみた。細かい所が地味にいろいろ便利になっている


当ブログにて、Fabfilterの他のプラグインについても記事を書いています。よろしかったらこちらも合わせてどうぞ。
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カテゴリー:楽器・機材・ソフト


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ちなみにこれ、ぼくも10ユーロのクーポンを受け取れるので、いっぱい溜まったらまだ買っていないプラグインを購入してレポートしたいと思っています。ぜひご協力いただけたら嬉しいです!(笑)

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投稿者:

よしだ

よしだ

Webプロデューサー、レッスン&セミナー講師、マーケティングコンサルタント。ときどきカメラマンとしても活動。

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