はじめてのPhotoshop実験室「写真の中のいらないものを消す!」

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「Photoshopってこんなことに使えるんだ!」というネタをご紹介している第2回目です。前回は「色味の補正」というとても地味な技でしたので、今回はもう少し派手なのをいってみたいと思います。

写真の中のいらないものを消し去ってみます。

まずは、不要な電線を消してみよう

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こちらは、先日うちの近所でiPhoneで撮った写真。どうということはない冬の風景ですが、せっかくの青空なのに電線がいっぱいあって興ざめです。

まずは、この電線を消してみたいと思います。

写真をPhotoshopで読み込みます。(この先、Photoshopの編集画面はクリックすると拡大するようになっています。PCで見ると大きな画面で確認できますよ〜)

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使うのは、Photoshopの標準機能の一つ「スポット修復ブラシツール」です。

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どういうものか簡単に説明すると、周囲の近似した色からPhotoshopが自分で判断して「これは邪魔だ」と思う色を周りの色で塗り替えてくれるのです。

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ブラシでこすります。画面下部の黒い横線がそうです。

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はい、消えました。周囲の画像に反応するために近くの別な電線が写り込んでしまいましたが、これも同様に消してしまえばOKです。ブラシサイズやこする範囲を変えながらきれいに消えるようにいろいろ試します。

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とりあえず、画面中央に横たわっていた電線を一本消しました。さらにどんどん消していきます。

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はい、一通り消えました。真ん中の電信柱、電線がなくなったので何のために立っているのか意味がわからなくなりました。

思い切って、除雪車をまるごと消してみよう

「青空の中の電線」って、周囲の色味を考えればなんとなく自動で消せるっていうイメージが湧くのですが、次はそうじゃない場合をいきます。

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この壁際に、小さい除雪車が止まっています。周囲の風景も電線の時ほどのコントラストはありません。特にショベルの部分は下のコンクリートと色が混じってます。こいつをいなかったことにしてみましょう。

今度は「修復ブラシツール」を使います。さっきのスポット修復ブラシツールは周囲の近似色などから自動的に色味を判断していましたが、今度はあらかじめ「このへんのエリアと同じ色にする」というのを「サンプル」として選択してから消したい対象をこすります。

除雪車左側の、車庫の壁をサンプルに設定して、まずは除雪車の上部を軽くこすってみます。

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天井部分がぼやけました。もうちょっとこすります。

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除雪車の上半分だけぼやけました。これだけ見ると「ワープするんじゃないか」的な面白い見た目になりましたが、さすがに電線の時ほどいきなり消えはしません。しばらくこすってみます。

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全部こすりました。除雪車があった形跡はわからなくなりましたが、なんだか黒いシミになってしまいました。ここでボヤ騒ぎがあったって言ったら多少ごまかせるかもしれませんが…。

ここで、ちょっとだけ技を使います。近似色を無理やりこのスペースに移植します。

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左側の点線の部分、何もない壁のところをコピーして…

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除雪車があったところにペーストします。

スクリーンショット 2016-01-19 16.50.05のコピー

この状態で、ペーストした部分を伸ばすように修復ブラシツールでこすっていくと…。

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はい。若干雑ですがどうにか消えました。作業開始からここまでの所要時間、10分程度です。丁寧にやればもっときれいにいけそうです。

というわけで、消えました

というわけで、最初の画像から電線と除雪車を消し去った画像がこちらです。

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いきなりこれだけ見せられたら特に違和感ないところまでは持ってこれたかなと思います。いかがでしょうか。

せっかくなので違いがはっきりと分かりやすいよう、加工前と加工後で切り替わるアニメーションを作ってみました(1秒ごとに切り替わります)。

加工前・加工後をアニメーションにしてみよう

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この技を応用すれば、集合写真で気に入らないやつだけ消していないことにしたり、犯行時の現場写真に写り込んでしまった凶器を消したりと、いろんなことができてしまいます。デジタル技術って怖いですね…(笑)


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